“たった1日で、生徒たちの動きが劇的に変化しました。”

栃木県サッカー協会技術委員長
栃木県立真岡高等学校サッカー部監督
川上 栄二さま
この度、昨年に引き続き、栃木県立真岡高等学校サッカー部の研修をマーヴェラスラボにて担当させていただきました。

今回、チームビルディング研修の前に感じていた課題は何でしたか?
生徒1人1人が多少の温度差はありながらもそれぞれが個々の課題に向き合い、勤勉に努力を続けていましたが、目標である全国大会出場を考えた時に、さらにチームとしてのベースアップを図る必要がありました。
特に、予め与えられた役割分担はこなすことができることができる反面、役割認識という点に関しては、大きく物足りなさを感じていました。
研修の1日を通して、子どもたちの成長を感じられたことがありましたら教えてください。
何より、セットアップの時と振り返り・総括の時とで一人ひとりのワークシートに向かう取り組みの変化に驚きました。
セットアップの時には「仲間とは?」「信頼とは?」といった問いにどう答えたらいいか分からず、なかなかペンが動かない生徒が多かったのですが、振り返り・総括の時には「それでは今日を振り返りワークシートに記入してください」との声かけと同時にペンが動き始める生徒が多くなっていました。
また、さまざまな課題に取り組む中で、講師の方の関わりによって生徒の動きが劇的に変化したことも衝撃でした。特に、最初の課題であるTPシャッフルではなかなかうまくいかなかったのですが、休憩時に講師の坂元さんが2年生に声かけをしてくださり、その後の生徒の動きが激変しました。
各課題での振り返りで、普段自分の考えをなかなか表に出さない生徒が仲間の前で発言している様子を見ることができたのも新鮮な光景でした。
最後の課題(ウォール)では、取り組む前の作戦会議で多くの生徒が発言したこと、それらの発言を促すようなリーダーのファシリテーターとしての動きも見ることができました。


研修後、学校に戻ってから、子どもたちに変化が見られたところを教えてください。
一番大きく感じたのは、生徒1人1人が積極的に物事に取り組もうとする姿勢に変化があったことです。
相互に関わり合うことの大切さは感じてくれたと思うので、今後のトレーニングの中で状況に応じた判断や、サッカー用語にある「サポート」「カバー」などの実践の大切さをさらに強化していきたいと考えています。
今後、マーヴェラスラボにお願いしたいトレーニングのご希望がありましたら教えていただけますでしょうか?
前回、今回と新チーム始動に当たってトレーニングをお願いさせていただきました。さすがは人材育成のプロ!ということで、こうして生徒たちの成長を細やかに共有できているという点において大きな感銘を受けています。
今後、生徒たちへの更なる成長の深化を図るという意味においては、定期的な、そして成長の度合いに応じた研修ができるとありがたいと思います。今回は本当にありがとうございました!

