COLUMNコラム

『野外研修』と『室内研修』 どちらが学習効果が高いですか?

2019.05.08

 あなたは「野外研修」と「室内研修」のどちらが学習効果が高いと思いますか?

 私たちは『やはり野外の方が効果が高いですか?』と企業研修の担当者から質問を頂きます。

この質問のように、あなたの会社に最適な研修を選ぶうえで、それぞれの研修に対する正しい知識を得ておくことは非常に重要です。なぜなら、人気のある研修や知り合いの口コミをもとに研修を選んだとしても、あなたの会社の研修目的に適していなければ、それは予算をドブに捨てることになるからです。

 そこで、この記事では野外研修の効果と室内研修の効果の違いを3つのポイントから比較し、さらに、あなたの会社に最適な研修の選び方についてお伝えしていきます。

『野外研修』と『室内研修』を比較する3つのポイント!

1. 各研修の種類と特徴
2. 学習効果の違い
3. 講師の違い

比較1.各研修の種類と特徴


 「野外研修」と「室内研修」を比較する際に、まずはそれぞれの研修の種類と特徴について理解することが重要です。


<「野外研修」のメリット・デメリット>
 一般的に「野外研修」とは、野外体験アクティビティを使った体験型研修を指します。私たちの研修を例にとると、栃木県那須の豊かな自然環境の中に立木や丸太・ロープなどを使って設置された、一見不可能と思われる冒険コースを用います。

 冒険コースのチャレンジには、日常業務でも必要不可欠なチャレンジ精神、課題達成力、チームワーク、やり抜く力など人間力が必要なものばかりです。そのため参加者は、冒険コースでの体験を通して人として成長。それに加え、講師が丁寧に研修での体験を日常業務と結びつけて振り返りをしていくため「ただ体験しただけで、終わってしまった!」という心配はありません。

 また、他社の提供する野外研修の例では、キャンプや自然体験など協同作業を参加者全体で行うことでチームワークや主体性を育むものもあります。

 以上のように、メリットの多い野外研修ですが、野外アクティビティの中にはチーム協同で課題を達するワークもあるため、原則、必要最低人数が8名からと複数名での研修参加が必要です。(※ただ、研修目的によっては例外のケースもあります。)


<「室内研修」のメリット・デメリット>
 一方で、「室内研修」は2種類あり、会議室などで行われる講義形式でのセミナー研修が一般的です。このタイプの研修では、講師による知識の伝達が中心のため、たくさんの情報を一度にインプットできるという利点があります。

 また、研修会社によってはケーススタディを取り扱うケースも多いため、参加者は研修で学んだ知識を現場で応用するイメージ付けを行う事ができます。ただし、セミナータイプの場合、講師の質により、参加者の参加度合いが大きく左右されるため注意が必要です。

 しかし、もう一方で、室内研修はセミナー形式での研修の他に、私たちが提供するような室内での体験ワークを扱う体験型研修もあります。

 私たちが行う体験型での室内研修は、チームワークやリーダーシップなど、学習テーマに合わせた体験ワークを扱うことで、野外研修と同様、体験から学習する方法です。

このタイプの室内研修のメリットは参加者が体験を通じて教訓を得ることができるため、野外研修と同様の研修効果が期待できます。

ただし、こちらも原則、最低人数が8名からとなりますので、社内で一部の人のみ研修に行かせる場合は不向きです。

比較2.学習スタイル


 さて、ここからが本題です。それぞれの学習効果の差を理解するためには、アメリカ国立訓練研究所のラーニング・ピラミッドが最適です。

(※ハーバード大学やスタンフォード大学も積極的に導入している教育手法)

 上記の図からわかる通り、ラーニング・ピラミッドによると、一般的な「室内研修」であるセミナー形式の研修では、講師による話を聞くだけですと学習定着率は5~10%。グループ討論を含む形で、最大でも学習定着率は50%にとどまります。

 一方で、体験型研修による学習定着率はなんと、75%。実に、セミナー形式による研修に比べ、学習効果は1.5倍~7倍近くにも及ぶ結果となっています。

つまり、野外研修をはじめとした体験型研修の場合は、体験を通して学ぶため、研修後も学んだ教訓を社員が忘れにくく、現場に活かされやすいのです。

 しかし、セミナー形式の研修の場合ですと、どんなにいい知識を得たとしても基本的に、社員は翌日にはすっかり学んだことを忘れてしまう危険性が高いため注意が必要なのです。

 そのため、研修後の行動変容、学習内容の定着をお考えであれば「野外研修」を始めとした体験型研修をオススメ致します。

一方で、セミナー形式の研修であっても、新しい知識を得ることが目的であったり、体験をベースに学ぶことのできないテーマのものである場合には、学習効果を上げる工夫をしてセミナー研修を導入することが大切です。

学習効果の比較結果
野外研修>室内研修(セミナー研修)
ただし、野外研修=室内研修(体験型研修)

比較3.講師の違い


 「野外研修」と「室内研修」を比較する際にもう1つ重要な点があります。それは、講師の経歴の違いです。

 一般的に、野外研修を担当している講師は、アウトドア好きが多く、体験学習を専門として扱ってはいるもののプロフィールの経歴を見てもビジネス現場での経験が乏しい講師が多いのが現状です。そのため、講師によっては野外研修から得られる体験とビジネス現場での結びつけを上手く行えず、「ただの体験で終わってしまった・・・」という声を聞くことも少なくありません。

 一方で、室内研修を担当している講師の多くは、ビジネス経験を積んでから講師業をされる方が多く、現場での実績をもとに抜擢されているケースが多いです。

そのため、学習内容がビジネスマンにとっては、日常と結びつきやすく学習内容を応用しやすいという利点があります。

 したがって、私たちの提供する研修の場合は、野外研修、室内研修ともに講師については現場で成果を上げている者のみ抜擢することにしています。野外研修の場合でも、学習内容を受講生がビジネス現場へ活かせるように、体験内容と現場との結びつけを丁寧に振り返りしていくことで、受講生が学習内容を腑に落とす工夫をします。

講師の比較結果
野外研修<室内研修

解決策:あなたの会社に最適な研修の選び方


 以上のように、野外研修と室内研修はどちらも一長一短あります。ただ、最初の質問に戻りますと、「野外研修」と「室内研修」でより学習効果が高いのが野外研修です。そのため、あなたの研修目的が社員の意識改革や行動改革など具体的な成果を目的としている場合は野外研修を始めとした体験型研修をオススメ致します。

 ただし、野外研修を導入する際は、「ただの体験で終わってしまった」ということがないよう、講師選びに配慮し、体験内容をどのように現場とリンクさせているのか?を施設側へ尋ねることが大切です。

 また、社員に対する新しい知識や少人数のみ研修に行かせることをお考えであれば、学習効果を高めるために工夫して導入されるといいと思います。

今回の記事はいかがでしたか?
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